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行政情報(法制度)新下水道ビジョン

2016.01.27

新下水道ビジョンの策定

国土交通省は、昨今の社会経済情勢の変化に対応し、管理運営時代の新たな下水道の政策体系として「新下水道ビジョン」を策定するため、(公社)日本下水道協会と共同で、昨年10月に「下水道政策研究委員会」(委員長:花木 啓祐 東京大学大学院工学系研究科教授)を設置し、検討を行ってきました。
このたび、委員会での審議及びパブリックコメント(平成26年6月9日から平成26年6月23日まで意見募集)の結果を踏まえ、平成26年7月に「新下水道ビジョン」を策定しました。

・「新下水道ビジョン」は、以下のホームページからご覧いただけます。

http://www.mlit.go.jp/mizukokudo/sewerage/mizukokudo_sewerage_tk_000307.html

・添付資料

報道発表資料(PDF形式:104KB)

(別紙)新下水道ビジョン(概要)(PDF形式:289KB)

 


新下水道ビジョンは、下水道が果たすべき究極の使命として「持続的発展が可能な社会の構築に貢献(Sustainable development)」を掲げており、これを実現するための以下の4つの具体的使命を示している。

(1)循環型社会の構築に貢献(Nexus)

(2)強靭な社会の構築に貢献(Resilient)

(3)新たな価値の創造に貢献(Innovation)

(4)国際社会に貢献(Global)

この中の「強靭な社会の構築に貢献(Resilient)」では、

下水道が有する汚水の収集・処理、雨水の排除又は貯留といった機能を平常時はもとより、大規模災害(地震、津波、異常豪雨等)時においても強くしなやかに発揮し、持続的に提供することを通じ、国民の健康・生命・財産及び経済活動を保護・保全する強靱な社会の構築に貢献する

ものとしており、気候変動の進行による海水面の上昇や生態系の変化、局地的集中豪雨の頻発や渇水の増加等、既に顕在化、又は将来避けることのできない様々な非常事態に対しての対応も求められている。

これらの下水道の使命や現状にかんがみ、新下水道ビジョンでは、旧来のビジョンにおける「循環のみち下水道」という方向性を堅持し、長期ビジョンの基本コンセプトを「『循環のみち下水道』の成熟化」としている。さらに、「『循環のみち下水道』の成熟化」に向けて、雨水対策に求められる課題として「雨水管理のスマート化」を目指すべき目標として掲げている。

新下水道ビジョン(抜粋) 第3章 第3節 2.4) 雨水管理のスマート化(長期ビジョン)

新下水道ビジョン(抜粋) 第4章 第2節 4.雨水管理のスマート化(中期ビジョン)

 


「雨水管理のスマート化」の中では、以下の項目を目標として掲げている。

・事業主体は、ハード・ソフト・自助の組み合わせで浸水被害を最小化する効率的な事業を実施。
・ 下水道と河川が一体となった施設運用手法の確立、施設情報と観測情報等を起点とした既存ストックの評価・活用を実施。
・ 雨水の貯留・浸透及び利用による水循環の適正化。

これらを実現するための主な具体的施策としては、以下の内容を示している。

・汚水の整備区域外でも浸水リスクの高い地区は公共下水道による浸水対策を実施可能とすることを検討。(制度構築)
・雨量レーダー等による観測情報や施設情報、既存施設の活用等の考え方を整理し、指針化等を実施。(場の創出・好事例の水平展開)
・内水ハザードマップ等により不特定多数が利用する地下空間や業務集積地区等における浸水リスクを公表するなどして減災の取組を強化。(場の創出・好事例の水平展開)
・気候変動等にともない局地的大雨の頻度が増加していることを踏まえ、既往最大降雨等に対して、ソフトや自助による取り組みを含めて浸水被害の最小化を図る計画論を構築。(技術開発・実証)
・浸水リスクが増大する中、早急に浸水対策を実施するため、雨水管理の費用負担のあり方について検討。(制度構築)

~雨水管理のスマート化~


国交省ロゴ 本ページは国土交通省ホームページの情報を利用しています。